ネパール復興支援 事業概要

2018~2019年度会長 藤原徹

2015年に、ネパール人のビル君の入会をきっかけとし、ネパール大地震の復興の話が持ち上がった。当時は、国際奉仕委員会の事業として、取り組みを始めたが、次第にクラブ全体の事業方向となり、創立35周年の記念事業として、進めて来ました。

2017年には、クラブ員個人・民間賛同者・奥山方広寺の3名により、校舎2棟・3教室が完成。2018年には、日本国外務省より、ネパール大使館経由で助成金を頂き、校舎2棟・5教室が完成した。そして、2019年ロータリー財団のグローバル補助金を使い、トイレと手洗いの建設に至った。

現地は、地震の被害も甚大であるが、それ以前に想像を絶する立地であった。車両が入れない山間地の小さな村に、多くの子供が暮らしている。ネパール政府から見放されたとも執れる環境の中、通常の東南アジアにおける建設コストの、3倍も掛かる費用。当クラブの現地視察・建設会議・完成式は、全てヘリコプター使用と、全てにおいて大きな資金が必要となった。

グローバル補助金においては、「 水と衛生 」を題材にし、3年間かけて申請。何度か挫折しそうになりつつ、粘り強く対応し、受理された。初めての海外ボランティア事業であり、また、補助金申請のプロセスなど、当クラブにとり大きな財産となった。今後のクラブ運営・事業方針に役立つと考える。