地球環境再生植林フォーラムの歩み

国際ロータリー第2620地区の地球環境再生植林フォーラムは、地区ロータリアンの多大な支持のもと1992年11月からスタートし、以来10年の長きにわたり継続されてきました。

当浜北ロータリークラブにおいてもいち早くこの事業に賛同し、ロータリアンの派遣をはじめ域内より参加する学生に対し支援をして参りました。以下に今日までの活動の様子をご紹介致します。

派遣国・地域のリンクをクリックすると、その時撮影した写真などが閲覧できます。

※スワイプするとテーブルをスクロールできます。

年度 派遣国・地域 参加人員 地元参加者 植林樹種・本数 浜北RC 支援した学校名・生徒数
92年11月 マレーシア
サバ州
学生
6名
一般
32名
900名 アカシアマンギューム他
15,000本
93年8月 タイ国北部
ランプーン県
学生
24名
一般
54名
1,600名 アカシアマンギューム他
21,000本
1名 天竜林業高校 6名
94年8月 フィリピン
ヌエバビスカヤ
学生
20名
一般
19名
1,100名 ジェミリーナ他
20,000本
天竜林業高校 3名
95年8月 マレーシア
サバ州
学生
22名
一般
27名
700名 アカシアマンギューム他
13,000本
天竜林業高校 2名
96年8月 タイ国北部
チェンライ県
学生
26名
一般
36名
900名 チーク・キレーク他
10,500本
1名 天竜林業高校 2名
97年8月 フィリピン
ネグロス島
学生
27名
一般
27名
1,100名 マングロープ・マホガニー
16,100本
1名 天竜林業高校 5名
98年8月 フィリピン
ネグロス島
学生
15名
一般
32名
1,400名 マングロープ・マホガニー
17,000本
1名 天竜林業高校 3名
99年8月 タイ国北部
チェンライ県
学生
9名
一般
26名
1,100名 チーク・キレーク他
17,200本
1名
00年8月 マレーシア
サバ州
学生
35名
一般
41名
800名 ドリアン・タンジュン他
9,650本
1名 天竜林業高校 6名
01年8月 フィリピン
ネグロス島
学生
30名
一般
25名
1,100名 マングロープ・マホガニー
17,500本
1名 天竜林業高校・
開成館高校 8名
02年8月 タイ
ラノーン県
学生
30名
一般
25名
350名 マングローブ
18,000本
1名 天竜林業高校・
開成館高校 4名
03年8月 サーズ事件により派遣中止
04年7月 フィリピン
ネグロス島
学生
16名
一般
16名
800名 マングローブ他
16,000本
1名 天竜林業高校・
熱海高校
オイスカ高校 16名
05年8月 マレーシア
サバ州
学生
7名
一般
21名
400名 アカシア
11,000本
1名 天竜林業高校・
熱海高校
オイスカ高校 7名
06年8月 フィリピン
ヌエバ・ヴ・
イスカヤ州
学生
9名
一般
25名
600名 ジェミリーナ
8,000本
1名 天竜林業高校・
熱海高校 9名
07年8月 タイ国
チェンライ県
学生
5名
一般
30名
天竜林業高校 5名
08年7月 フィリピン
ネグロス
学生
2名
一般
43名
天竜林業高校 2名
09年8月 インドネシア
学生
1名
一般
21名
天竜林業高校 1名
10年8月 マレーシア
学生
3名
一般
27名
天竜林業高校 3名
11年8月 フィリピン
ネグロス
学生
4名
一般
17名
天竜林業高校 4名
12年8月 タイ国
ラノーン県
学生
1名
一般
20名
天竜林業高校 1名

浜北ロータリークラブ会員参加者 「横 井 守 ロータリアン」

類は今日まで、限りない文明の発達と、それが齎す利便性豊かな社会の構築を追い求めてきました。しかしその一方で、かけがえの無い地球の環境を破壊し続けていることに殆ど無関心でありました。

とりわけ先進工業諸国においては、自国の経済発展を最優先に考え、地球温暖化の遠因とされる熱帯雨林の伐採や、森林資源の枯渇ということにあまり危機感を持ちませんでした。

大気汚染や地球温暖化の問題が大きく取り上げられるようになったのは、二十世紀も後半のことであります。植林の重要性はこうした温暖化を防ぐだけでなく、既に三十年以上前から叫ばれてきたことでありますが、地球上の発展過程における南北の格差の問題にも深く関わっているのです。

つまり、工業化を果たした先進諸国に対し、農業を中心に国の発展を目指そうとした途上国においては、水資源が何よりも重要であります。森林の乱伐による開発は、緑豊かな国土を丸裸にしたばかりでなく、極端な乾燥による砂漠化の現象を加速度的に進行させました。

実はこうした自然現象が途上国の農業の発展を大きく阻害してきたのであります。今、多くのボランティアが植林を目的にアジア・太平洋地域に出掛けておりますが、その際には途上国からも多数の住民達が参加してくれます。途上国の発展や、地球上の子供達、孫たちの未来を考えるとき、共に「同じ汗」を流すことの大切さを痛感します。