【2000年6月号】
【お役御免 ハッピーリタイヤメント】
これで1年間のお役目が終わります。1年間の月末月初めにマン丸1日割く訳で、1人委員で仕事・体調など折り合いがつくか?どうか、幾分か引っ掛るものもありましたが、正直ホッとしております。
今回も29日着信。月初めの1日が第一例会のクラブは大変でしょう。「友」そのものの内容が面白くない上、時間の余裕が無く 雑誌委員会がおざなりにならざるを得ない事は、内容紹介も仲々うまくは出来ないと思いますョ。編集部には読んで貰うと言う、努力も意欲のカケラもありませんナ。まァえてして義務などと言うものは苦痛を伴いがちで、楽しく読める「友」になるかどうか?私は今のままでは悲観的にならざるを得ませんネ。
しかしお役目ですから 無駄な抵抗の無力感もありましたが、「見出し釣り」「説教釣り」など初歩編集法で1年やってみました。内容紹介を読んで「友」のぺ一ジを探すと言う面では、若干の効果はあったでしょうが、同じ手法は何年も使えねェしサ、困ったもんだネ。
綱領の第一が何で、Rlに理事が何人いて、ガバナーが何人(地区が幾つ)1年に幾ら使ってとか、日本に何人の会員がいて、「友」を何部刷ってなどを、斜めから書いて興味を引こうと意図しましたが、誘導口が少しくトゲトゲしたと言う反省はありますナ。
最初と真ん中と最後の号の巻頭に、斎藤さんの句で飾れた事は、狙い通りでシテやったりと言った処。斎藤さんには3月号の東大寺の所で、私が引用した芭蕉の「水取りやこもりの僧の沓の音」を「氷」とする定説をご指摘頂き、50年振りに雲が晴れた感じでした。
芭蕉が「鷹一つ見付けて嬉しいらこ崎」の直前に三河で詠んだ「冬の日や馬上に氷る影法師」からして、東大寺を詠むに芭蕉なら 二説あるにしても「氷」の方がズッと説得カがありますネ。有り難うこざいました。勉強になりました。
俳句と言えば俳人金子兜太の表紙説明は総じて仲々内容のあるものでしたナ。「酒止めようかどの本能と遊ぽうか」などと言う無季の句のあるぐらい、痛風がヒドいお方の様ですが、「友」の仕事はマジにやって頂き、結構でこざいましたナ。アリガトウゴザイマシタ。
今期は会員拡大と退会防止が、イコールで提起された年度でしたが、退会防止にはRI挙げて取り組む必要がありましょうナ。規定・規則が多過ぎる上に、規約審議会の審議結果を超えた処にRlの理事会と言う、超法規的機関がある様な組織は、機構あって機能ナシ。これを能ナシとも言いますが、組織疲労の自覚症状がない所に問題がありましょうョ。
形骸化してるとは言え1業種1人、それぞれ一国一城のあるじに 入って頂く訳ですから、専門外の人に専門でない聴いて来ただけの、トンチンカンな押し付けをされれば、退会しますわナ。それぞれにご専門がおありなので、それを教えて頂くのは大変有り難く、勉強になりますし、親睦の中で楽しく過こさせて頂く会であって欲しいやネ。
偏屈な規則を振り回さず、品良く奉仕・親睦の原点を極める事を切望する者は多いと思いますし、それほど難しい事とも思えませんがネ。硬直化はいけませんゼ。RIさん!ハイッ。